管理者ながたの療育ブログ 〜嬉しかった話〜
児童発達管理責任者のながたです。
私が、出会ったお子さまのお話を少し紹介します。
学校の先生から「自傷行為が激しい」と言われていたMちゃん。
お母さんも悩んでいました。
Mちゃんは室内を走り壁に頭を叩きつけたり、
座って本を見ながら床に頭を叩きつけます。
Mちゃんが頭を叩きつける様子を見ていると、
ニコニコしている事に気が付きました。
そこで私はMちゃんに「嬉しい時には手を叩こう(拍手)」と伝えました。
スタッフ全体の取り組みで、Mちゃんは新しい表現方法を身に付け、1カ月程で頭を叩きつける様子は見られなくなりました。
Mちゃんが周りから「自傷行為」だと思われていた行動が本当は「喜びを表す表現」だったと気付く事が出来た事で、Mちゃんが自分を傷つけなくても良くなった事は、私にとってとても嬉しい経験でした。