手探りの対応(1)

代表の宮崎です。

もう、15年以上前の話です。

 

あるお母様が私の勤めていた塾に説明を聞きにいらっしゃいました。お子さんの名前ははじめくん(仮名)といいます。はじめくんは、小学3年生か4年生くらいで普通級に通っていました。

 

しかし、学校でのはじめくんは授業中に立ち歩いたり、隣の子にすぐにちょっかいを出したりして、いつも先生に怒られているようなお子さんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

担任の先生からは遠回しに、授業が成立しないので特別学級の方へ移ってほしいと言われ、お母様もかなり悩まれていました。

 

当時は発達障害の子どもたちへの理解は十分ではなく、学校の先生もはじめくんのような子を単に「落ち着きのない子」「困った子」としてしか見ていないようでした。

 

私たちの塾も発達障害についてほとんど知識はありませんでしたが、塾長と相談して、はじめくんをうちの塾で受け入れることにしました。

 

当時の私たちに何か良いアイデアがあったわけではありません。悩まれているお母様を放ってはおけなかったのです。

 

そして、誰よりも困っているのははじめくん自身ではないかと私たちは考えました。

 

はじめくんとお母様のお役に立ちたい!

ただ、その一心ではじめくんをお引き受けすることにしました。

 

つづく

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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